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#3518
製造中止品
確か1983年だったと記憶しますが、当時手作りナイフに限られ量産は不可能なダマスカスナイフの限定生産の要求がアメリカのBrowning社より持ちかけられました。
従来のダマスカス製法は鉄と鋼を交互に重ね合わせ鍛接する為、高価だが仕上がりが薄汚れた感じで、錆び易く、しかも切れない刃物でありました。
関市で生まれ育った私は改良を加えない限り要求は受けられないと考え関市の大手包丁メーカー社長と、彼の実弟でシースナイフ製造にかけては自他共に日本一を認めるナイフメーカー社長に相談を持ちかけました。
その結果、鉄は使用せずステンレス鋼とニッケルシルバーを重ね鍛接した新しいダマスカス鋼の開発の企画を決めたのです。
福井県の武生特殊鋼に協力を求め、関市の誇る刀匠の力を借りてダマスカス鋼に独自の模様造りを御願いし、試行錯誤を繰返し、遂に完成させたニッケルダマスカス鋼はこれまでには無かった美しい肌と光沢を備えた完璧な出来上がりになりました。
しかしナイフに仕上げた場合ニッケルシルバーが刃先にきた場合は硬度が低くナイフの役目を果たしません。
そこで高級包丁に使うハイカーボンステンレス鋼板をニッケルダマスカス鋼で両側からサンドウイッチ状に挟む事により、研ぎ減りしてナイフが細く変形しても最後まで良く切れる新ダマスカスナイフの誕生となりました。
試作見本を見たBrowning社の技術陣は始めて見る新しいダマスカスの模様、光沢、切れ味に感嘆し、1回限りの企画を毎年限定モデルを発表する事に予定が変更され、翌年はモデル#3618が続いて発表されました。
しかし、1986年〜1987年にかけての大幅な円高によりこの計画は2年間で2モデルを発表しただけで終息を迎える結果となりましたが、これらのモデルは後年ダマスカス鋼を使った様々なナイフが市場に誕生する架け橋になったと私は自負している次第です。<T. Yamada>
■ナイフはナイフコレクター向けに企画された関係でナイフはマホガニー材で造られた
チェストに納められ革シースは付いておりません。
■シリアル番号入り
画像をクリックして頂くと、より大きい画像でご覧になれます。
全長:192mm
刃長:91mm
ブレード鋼材:ニッケルダマスカス
ハンドル材:ココボロ
価格:
100,000円
(税込:105,000円)
購入数量:
1
2
3
4
5
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